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小鮎の佃煮【滋賀の食】

滋賀県の郷土料理と言えば「湖魚の佃煮」です。湖魚(こぎょ)です。
代表的なのが鮎で、今の時期は小さい鮎がたくさん釣れます。
それを醤油、酒、砂糖、みりん、山椒で煮付けます。
柔らかくなって頭も骨も丸ごと食べられます。
甘辛さに微かな苦みが絶妙でまさに酒の肴!
専門店でもお土産屋さんでも買えますが、県内のスーパーでも売っています。
家庭で煮付けるお家も多いです。照りを出すのが難しいらしいのですが。
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# by coconocage | 2016-05-23 10:25 | 滋賀の食

暑くなってきましたね。しばらく続いて7月並みの気温になるところもあるんだとか。
早くも熱中症注意報も。涼しくて着心地の良い麻やコットンの服が気になります。
「麻とリネンはどう違うのですか?」と聞かれることがあります。
麻は総括的な言葉で英語には無く、ramie<芋麻>、linen<亜麻>、hemp<大麻>、
jute<黄麻>、などに区別されています。日本ではリネンが一番良く聞かれますね。
coconocageの麻ハンカチはラミー100%です。ラミーは日本やアジアで、
リネンはヨーロッパで昔から使われてきた麻という認識があるようです。
ラミーには天然素材の中でも最もシャリ感、涼感、強さがあり、水分の吸収や発散性があります。
リネンはラミーに次ぐ特性にしなやかさがあると言えます。
滋賀県の麻は昔、栽培されていたこと、生地を織ることに適した気候と水があったこと、
そして近江商人が身にまとい行商したこともあって全国に広まったようです。
先日、お訪ねした麻の産地にあるファブリカ村さんに
「麻の服はいっぱい着てじゃぶじゃぶ洗ってね。麻は洗う度に蘇るから。」と
教えていただき、びっくり。なるべく汚さず洗わずに済むようにしていましたから。
まだまだ勉強不足でした…。
「麻のハンカチは使ったことがない」とおっしゃる方も。私たちもそうでした。
一度使ってみて下さい、手を洗った後、すっと水分を吸ってくれてすぐ乾いてくれますから。
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# by coconocage | 2016-05-20 09:42 | cocono豆知識

今日は少しマニアックなのでご興味のある方はお読みください(笑)。
滋賀県はその位置条件から戦国期の武将たちからも重要視されました。
織田信長が安土城を築き、豊臣秀吉が長浜城に、明智光秀が坂本城に構えていました。
県内には中世の城郭及び城郭跡が1300余もあるといわれています。
coconocage2016新柄は、そんな歴史を表現すべく「石垣」をモチーフにしました。
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石垣と言っても何種類かあり、今日は彦根城の石垣をポイントにご案内します。
まず表門橋の上から右側が「腰巻石垣」
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左側が「鉢巻石垣」と呼ばれ、関西ではほとんど見ることができないそうです。
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そして表門橋を渡ってすぐのところにあるのが「登り石垣」。
山頂部から山裾に向かって縦に設けられています。
敵による斜面の横方向の移動を防ぐための設備です。
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堀も設けられ、当時は瓦葺きの塀が巡らされていたそうです。
彦根城では戦は行われませんでしたが、
こうした敵の侵入に備えた設備がたくさん残っているのです。

表門と大手門から敵の侵入路が交差する場所に位置する「天秤櫓」。
緊急時は落とすことができた廊下橋から見て、右側と左側の石垣の積み方が異なります。
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右側=築城当時からの「牛蒡積」
胴長の石が面積の大きい方を内側にして押し込まれています。
隙間が大きく多く見た目は弱々しく見えますが、実際にはかなり強固なんだそうです。
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左側=江戸時代(1854年)に積み替えられた「落とし積み」。
現代のブロック積みで最も一般的な積み方である谷積み(石を斜めにして積み上げる手法)、
乱雑で不規則なものが多い江戸期の谷積みは落とし積みと呼ばれています。
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太鼓丸の東石塁上という所の調査と修復が行われたそうです。
調査の最大の成果が、佐和山城から持ってこられたとされる瓦破片が初めて一定量出土したこと、
なかには豊臣秀吉が築城した伏見城でしか発見されていない瓦もあったそうです。
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彦根城は急いで作らないといけなかったので、
近隣の城郭から資材を寄せ集めたリノベーションしたお城ということをまた裏付けた、
ということでしょうか。そして、天守の石垣は牛蒡積みです。
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何度見ても、クレーンなど重機のない時代にどうやってここまでのことができたのだろうか、
と先人たちの想像を超える知恵と労力に感心します。

<最後に>どうして彦根城の築城は急がれたのか?
彦根城は1600年の関ヶ原の合戦で勝利した徳川家康が、まだ勢力のあった豊臣家(大坂城)と
西国の大名を監視するために幕府の仕事として井伊家に命じて築城させたと伝えられています。
彦根城を豊臣家との最終決戦の前線にすることを想定して軍事性が高められたと考えられています。
一刻も早い築城が望まれた彦根城の建築には佐和山城をはじめ、小谷城、長浜城、大津城など
といった近隣の旧城郭の石垣や建造物が使われました。
1607年頃には天守などの主要な部分が完成しましたが、
1614年から「大坂の陣」が始まったため工事が中断されました。
そして豊臣家滅亡後、彦根藩単独で工事が再開され、1622年頃、
築城開始から18年の歳月をかけて城下町を含めた城郭の全容が完成したのです。
# by coconocage | 2016-05-19 16:30 | 滋賀の歴史

滋賀県高島市安曇川町(あどがわちょう)で栽培されているボイズンベリー「アドベリー」。
アントシアニンが豊富で視機能効果に優れた果実です。
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甘酸っぱい果実は収穫時期にしか食べられませんが、いろいろなスイーツを楽しむことができます。
「道の駅藤樹の里あどがわ」で買うことができます。また毎年、収穫祭が開催されているようです。
□2016アドベリー収穫祭
開催日:6月19日(日)
会場:道の駅藤樹の里あどがわ
詳しくはこちら↓
アドベリー生産協議会

coconocage2016新柄のひとつがアドベリーです。
実は…つるの右側が「びわ湖」に注ぎ込む安曇川と支流と、高島の市境線を表現しています。
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カラーは、ターコイズブルー・オレンジ・ブラックの3色展開です。
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# by coconocage | 2016-05-17 09:51 | 滋賀のスイーツ

麻の産地で知られる東近江市にあるart×cafe×shop。
一仕事を終えたのこぎり屋根の工場がとても素敵な空間になっています。
イベント、ワークショップが開催されたり、お茶ができたり。
のこぎり屋根はその昔、のこぎりのような形にすることで一日中、
工場の中に太陽の光がさすように工夫された屋根です。
(屋根が写っていませんでした…すみません…)
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ORIBA カフェ、ギャラリー、ステージ
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OMISE ファブリカ村副村長さんが製作する洋服ブランド「ジェスティーロ」のお店です。
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着心地いい近江の麻を日常に、一枚一枚丁寧に仕立てられています。
オーダーもできます。デザインによりますが、パンツが15,000円くらい、
ワンピースが25,000円くらい。良いものを長く着るなら決してお高くないですね。
営業日やイベントはファブリカ村ホームページでチェックしてください。
# by coconocage | 2016-05-16 10:19 | 滋賀のshop